FC2ブログ
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
保冷剤とエチレングリコール中毒
2007年07月08日 (日) | 編集 |
暑くなってきましたね。
ルネ・すずとも犬種的にも暑さには参っているようです。

この時期,至急,書かなければいけないことがありました。

暑さ対策として結構多くの方がアイスノン等の保冷剤を使用されているようです。
雑誌などにも使用方法が紹介されています。
が。保冷剤はものによっては危険です。
「エチレングリコール」という成分が含まれているものは,それを微量でも口にすると中毒になる場合があるのです。

どんなものであれ,アイスノン等保冷剤をかじった場合はすぐに成分を調べてみてください
成分にエチレングリコールまたはジエチレングリコールが入っていた場合,もしくは成分が分からない場合は何の症状が出なくとも,すぐに動物病院へ行って下さい
「エチレングリコール中毒」は時間との勝負です。
摂取してからの時間が経てば経つほど,腎臓を初めとする臓器への負担が重くなります。

以下,昨年の出来事です。
かなりの長文です…。

ルネもすずも,暑さ対策の一つとして大理石を使用しています。
ルネは散歩の後,すずと暴れた後,イノシシ走りをした後にゼーハー言いながらストンと大理石の上に腹這いになり涼をとっています。

るねちひやりんこ
機関車ルネち

すずさんも身体が暑くなると使用します。
すずひやりんこ
すずは結構涼しい顔。足なが!


昨年の7月まではその大理石の脇に人間用のアイスノンを並べて使用していました。

久しぶりに見たぞ。
実際はアイスノンにタオルを巻いていました。

アイスノンにあごをのせ,腹を大理石で冷やして上手に使っていたんです。
ところが昨年の7月3日。

午前中,留守番をさせるのに,サークル内に大理石とアイスノンをセット。帰宅したとき,アイスノンを少しかじってしまいました。
今まで何回も使って,そんなことしたことはなかったのに…。
袋を破いただけだったため,口に入ったのはほんの微量だったと思います。

当時,アイスノンが危険だとは知らなかったので,放っておき,午後からすずと一バトル。
しかし,その日の午後10時ごろ,嘔吐。明らかに目が死んでいて元気がありません。
深夜12時までに数回嘔吐しました。
そして,その間にした尿の色が無色透明!最初は水をこぼしたのかと思いました…。
後で思えば,これは腎不全を起こしている症状でした。

夜間診療をやっている行きつけの病院に電話しました。
その際,アイスノンをかじったことが心の何処かに引っかかっていました。

電話したとき獣医さんに,そういえば…とその旨を伝えると,中毒の可能性があるとのこと。

「エチレングリコール中毒かもしれませんね。
アイスノンの成分,分かりますか?」

えっ…本体には書いてないです。袋捨てちゃいましたし。

「もし,エチレングリコール中毒だったら明日まで持ちませんよ。至急連れてきてください」
あわてて深夜1時半頃病院に駆けつけました。

当然のことながらその日は入院。

翌朝電話で,腎臓の数値が悪くなっていて,明らかにエチレングリコール中毒による急性腎不全だと言われました。

治療は点滴で24時間体内に薬剤を入れた水分を流し続け,浄化作業を行いました。また尿を確保するためにカテーテルを挿入しました。

急性腎不全はひたすら尿素窒素,クレアチニン,無機リン等の数値との戦いです。

最初の三日間,見た目は元気なのですが,数値がどんどん悪くなり,このまま悪くなると予後は良くないと言われていました。

本犬は元気なんです。それなのに一番下の一番端のケージに入れられ,いろいろな管をつけられている姿は今思い出しても辛いものです…。

四日目から快復の兆しがみられ,数値が完全に平常に戻った1週間後に退院できました。

先程も書きましたが,エチレングリコール中毒は時間との勝負だそうです。

エチレングリコールについて何も知らなかった私は,運が良かったとしか言いようがないんです。
・電話で私がアイスノンのことを偶然にも言ったこと(これにより,嘔吐の原因がエチレングリコールとわかりました)。
・担当の獣医さんがエチレングリコールのことを知っていたこと(アイスノンにエチレングリコールが含まれていることを知らない獣医さん,この中毒について知識がない獣医さんもいるそうです)。
以上のことが適切な治療を素早く施せ,一命を取り留めたのだと思います。

ちなみに,人間用のアイスノンでも最近はエチレングリコールが含まれていないものが多いそうです。

私はそれ以来,ルネには全て,犬用のもののみを使うようにしています。

エチレングリコール中毒なるものを知らなかった私は,当時ネットで情報収集をしました。
が,なんと情報の少ないこと!

そんな中で本当に詳しい症状の経過を数値入りで載せてくださっている記事を発見しました。
管理人TOMO様&MAKO様のHP「TRICOLORE」の一部です。
http://www.tomomako.net/tricolore/non/karada...
かわいいノンちゃんが生死を彷徨っている最中,これほどまでに詳しくレポートして下さったことには本当に敬意を表します。
(私はオロオロするばかりで,何も出来ませんでした…)
私はこの記事で勉強し,励まされました。

また,最近は保冷剤の危険性について言及してくれる方が増えていて本当に嬉しい限りです。
その中でも,保冷剤の素材やエチレングリコールの成分について詳しくレポートをしてくださっているブログがこちら。
女のかっこよさが滲み出ているかわいいBUHI時雨ちゃんと暮らす,管理人チタリニ様のブログ「うしろすがたのしぐれてゆくか」からです。
http://heyoka.blog68.fc2.com/blog-entry-215.html
保冷剤の成分からそれが危険な理由,処置の仕方まで抜かりなく書かれています。
是非,ご一読下さい。

この中毒は先ず,認知することでかなり防げると思うんです。
私のこの記事は,体験談に過ぎません。
しかし,これによって「保冷剤には危険が潜んでいる」可能性を多くの方に認知していただけたらと思います。

病院などワンコが集まる場所にもアイスノンの危険性について,貼り紙をして欲しいな。

実はエチレングリコール中毒についてはBUHI vol.3にわずかではありますが私の拙いコメントが載っています。(実際はあの記事の10倍は書いたのですが)
Buhi(vol.03)

最近創刊されたPE-CHAには保冷剤を使った暑さ対策が載っていました。
Pe・cha(vol.1)
一言,保冷剤の危険性に触れてほしかったと思います。

上手く使えば便利なものですし,エチレングリコールが入っていない保冷剤の方が最近は多いようです。
が,やはり飼い主の目が届く範囲での使用が良いかと思います
今までかじらなかったから…大丈夫だったから…といって,ワンコを信じる(?)のも危険です。ルネはそれでやられました。

ちなみに,かかった費用は一週間の入院費が約14万円
その後完治するまでに2万円…。

保険に入っていて良かったです。

元気ですよ~
病院では有名犬…

当時,ルネを診てくださった先生方,本当にありがとうございました。
しかし本犬は絶対,去年のことは忘れていると思います…。


FC2ブログランキングに参加しています。
ポチっと一押し,お願いします。




スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
こんばんは。
検索中に、私もノンちゃんのブログを見つけて、とても怖くなりました。
犬は人に比べて臓器が小さいので、ほんの些細なことで
ダメージを受けてしまうんでしょうね。
ちっちゃい体でがんばったのかと思うと、辛くなりますね。
でも、ルネちゃんが無事に健康体を取り戻せたのは不幸中の幸いでしたね。

「今まで大丈夫だったから今日も大丈夫と思わない方がいい」というのは、ホントに私も肝に銘じたいと思います。
保冷剤だけでなく、いろいろ危ないものがありますもんねー!
2007/07/10(Tue) 00:55 | URL  | チタリニ #-[ 編集]
*チタリニ様*

ご訪問ありがとうございます♪
昨年のことを振り返ってみて、本当にルネが今生きていることを嬉しく感じます。

ご指摘の通り、「昨日まで大丈夫だったことが今日だめだった」ってことが、ルネにもすずにもたくさんあるんです!
特にトイレ関係ですが…。
飼い主側の注意で避けられる危険は避けたいですよね。

今後ともよろしくお願いいたします。
2007/07/11(Wed) 10:27 | URL  | めりー #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。